2018/01/17

一人でできるカウンセリング練習 カウンセリング上達のための秘密のレッスンとは?

 

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一般社団法人日本こころカウンセリング協会 代表理事 誰もが気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作る!を合言葉にカウンセリングの普及に全力投球。オンラインスクールでは、カウンセリングをビジネスにする方法を伝えている。18年間務めた銀行を退職し、カウンセラーとして活動をはじめて7年。ヒプノセラピーという心理療法を専門にたくさんのクライアントとカウンセリングを行ってきた。著書「カウンセリングの技術」を2017年5月出版
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心理カウンセラーの今泉智樹です。

カウンセラー養成講座は卒業したけど、なかなか自分のカウンセリングに自信を持てない。

そんな人がたくさんいらっしゃいます。

あなたは自分のカウンセリングに自信を持っておられるでしょうか?

 

カウンセラー養成講座だけでは、カウンセリングスキルは上達しない。

 

「カウンセラー養成講座だけでは、カウンセリングスキルは上達しない。」

いきなり何?と思われるかもしれませんが、これは事実です。

というか、当たり前ですね。

カウンセラー養成講座では、いろんなことを教えてくれます。

心の事、脳の事、病気の事、具体的なカウンセリングの進め方…などなど

でも、知識を習得することと、できるようになることは違います。

「習うより慣れろ」ということわざがありますが、

やはり、養成講座で習得した知識をいかに実践につなげていくか。これが大切なのです。

知識を活かすためには、当然ですが、練習が必要です。

でも、多くの養成講座では、実践練習する機会は非常に少なく、

どちらかというと、知識は教えましたので、あとは自分たちで練習してください。

そんなスタンスのスクールが多いのではないでしょうか。

でも、いかがでしょうか?あなたは実践練習できていますか?

 

なかなかできないカウンセリング練習。

 

スクール卒業後、カウンセリングの練習をしなければならない。

「そんなこと、わかっているよ!」という声が聞こえてきそうですが、

でも、この実践練習がなかなかできない。そんな人も多いと思います。

僕も、最初の頃は、「だって場所がないし」「相手がいないし…」「まだ自信がないし…」

と、出来ない理由をたくさん並べ、そこから逃げていました。

でも、これって、短期的な痛みから逃げている状態なんです。

この言い訳をしていた僕がやらなければならないことは、「ない場所を見つける。」「相手を探す」「自信がなくてもとにかくやる。」たったそれだけの話です。

このすぐ済む痛みから逃げ出して、そして、カウンセリングが上達しない。。

結果、心理カウンセラーになれない。という長期的な痛みを味わうことになる。

本当にそれでいいのでしょうか?

 

カウンセリング練習がなかなかできないもう一つの理由

 

カウンセリングの練習になかなか手を付けられないのには、もう一つ大きな要因があると思います。

それは、何かというと、どのくらい練習すればいいのか?誰もそれを知らない。ということです。

もちろん、たくさんセッションすればするほど、スキルアップにつながるのでしょうが、

だったら、いつまでもやり続けないといけないのか?

もちろん、僕らカウンセラーの勉強に終わりはないと思います。

だから、このカウンセラーをやっている限り、勉強し続けなければならない。

でも、どうでしょうか?

これから、カウンセラーを目指すという人に、ずっと練習してください。と言っても、

モチベーションが上がるはずがないと思います。

やっぱり何か基準が欲しい。

ということで、僕のスクールで勉強していただいている人には、一つの基準を作っています。

もちろん、それだけやればいいという基準ではなく、これができればクライアントを取ってもいい。というある意味最低基準です。

その基準は、「30セッション」

たったそれだけ??と思った方も多いと思いますが、僕がこれまでいろんな人を見てきて、だいたい30セッションくらい行うと、自分のカウンセリングに自信を持てるようになってきます。

でも、実はこの30セッションがなかなかできないんです。

 

練習ができないとどうなるのか?

 

たった30セッションで良いんです。

でも、この30セッションという壁がなかなか乗り越えられない。

カウンセリングの練習をしたいと思って友達に声をかけたとしても、仲が良ければ良いほど、「友達に自分の嫌な部分を見せられない。」そんな気持ちも働くのか、なかなか練習に付き合ってくれる人が現れない。

仮に見つかったとしても、もともとそんなに悩んでいない人へのカウンセリングは、もともと悩んでいないのだから、効果もないし、だからこそ、カウンセリング自体がうまくいかない。

なかなか見つからない練習相手を見つけて行ったセッションがうまくいかない。。

そんなことを繰り返していると、もう練習することが自体が嫌になってくる。

当然ですが、スクールを卒業してカウンセリング自体に接する機会が少なくなる中で、練習もしないとなると、どんどん習得した知識も忘れていき、さらに自信が無くなってくる。

結果、30セッションまでたどり着かず、カウンセラーになることをあきらめる事になる。。

では、どうしたら、この30セッションの壁を乗り越えることができるのか?

 

30セッションの壁を乗り越える方法!

 

練習しないといけないのに、練習相手が見つからない。。

そして、その結果、習得した知識をどんどん忘れていく。

では、そんな状態を克服するためにどうすればいいのでしょうか?

僕も、最初に書いた通り、なかなかセッション相手が見つかりませんでした。

当時はサラリーマンで副業禁止でしたから、おおっぴらに相手を探すこともできない。

練習をしたいのになかなかできない。そんな日々が続きました。

でもある日、電車で出張する機会がありました。2時間ほど時間がある。。

その時、手帳を取り出して、これから自分がどうなりたいのか?いろいろ書き出していたんです。

その時、ふと使っていた4色ボールペンで「どうなりたいの?」

そう書いたんです。

 

自分で自分をカウンセリングする方法!

 

どうなりたいの?

カウンセラー役 智樹

そして、そのボールペンで書いた字をじっと見つめながらどうなりたいんだろう?

自分で考えてみました。

そして、4色ボールペンをに代え「カチャ…」

やっぱりカウンセラーになりたい。

クライアント役 智樹

そんな気持ちが浮かんできて、それを思わず文字にしたんです。

「やっぱりカウンセラーになりたい。」

今度は、それを見て、またボールペンをにカチャッ

カウンセラーとして、こう言われたら何と返すんだろう?

 

このやり方の良いところは、会話とは違いますし、自分一人でやっているので、いくらでも時間をかけていいんです。

そして、「カウンセラーになりたいんですね。」

クライアントの言う言葉を、承認し、反復しました。

 

今度は、その文字を見て、またにカチャッ

すると、今度はそんなに深く考えていないのに、「そうなんです。今のまま銀行員を続けていいんだろうか?ずっと悩んでいるんです。」

 

今のまま銀行員を続けていいんだろうかと悩んでおられるのですね。

カウンセラー役 智樹

でも、なんだか怖くて…

クライアント役 智樹

何が怖いんですか?

カウンセラー役 智樹

だって、会社を辞めたら給料入って来なくなるし、家族を食べさせてあげることができるのかな?と、、、

クライアント役 智樹

ご家族を食べさせていくことができるのか?そんな不安で怖いんですね。

カウンセラー役 智樹

 

この後、このやり取りを一人でずっと続けていきました。

すると、これまで思ってもいなかった自分の中にある不安や恐怖がいっぱい出てきました。

でも、それ以上に、自分が本当に何をやりたいのか?それがしっかりと整理でき、不安や恐怖を乗り越えた気分になれたんです。

 

 

一人でできるカウンセリング練習

 

僕はこの後、常に小さなメモ帳を持ち歩きました。

そして、自分自身をどんどん深堀していったのです。

自分に問いかけて、問いかけて…

そして、それに答えながら、新しい自分に気づいていく。

この練習をやり始めてから、僕のカウンセリングスキルはどんどん上がっていきました。

実際にクライアントを取ってカウンセリングをやってみると、それまでとは違う自分がいるのが分かりました。

そして、クライアントの反応もまったく違うものになっていきました。

そうなったら、あっという間に30セッション以上実践を積むことができました。

 

カウンセリングの実践練習

 

まずはこうして、自分で自分のカウンセリングを行う。

これを続けていくと、自分自身の心が軽くなり、そしてだんだん自信がついてきます。

そうなると、今度は、もちろんクライアントを取っての実践練習ということになるのですが、

でも、ひょっとすると、まだ抵抗があるかもしれません。まだ無理と思うかもしれない。

そんな方は、ぜひ、こんなクライアントが来たら…そんなイメージで、一人カウンセリングを練習してみて下さい。

例えば、会社の上司と合わなくて…とか

母親の事が許せないんです…などなど、まあ何でもいいのですが、自分の周りにいる悩んでいる人の気持ちを想像しながら、あの人きっとこんなことで悩んでいるんじゃないかな?と勝手にイメージしながら練習をしてみるのです。

これをやっていくと、自分自身の問題を深堀しているのとはちょっと違う視点でクライアントを見ることできるようになります。

これを繰り返すことであなたのカウンセリング力が飛躍的に上昇するんです。

 

カウンセリング事例

 

じゃあ、せっかくなので、例えばこんなクライアントが来たらあなたならどういうカウンセリングを行いますか?

(問 題)

ご主人の実家に同居し、仕事をしながら子育てをしている35歳女性。

そんな設定にしましょう。

彼女はこんな悩みを抱えていました。。

 

残業が多く、義母に夕食を作ってもらうことが多いのですが、

「何をしてて、そんなに遅くなるの」
「たまには早く帰ってきて、子供に夕食を作ってやれば」と義母が言っていると、親戚の人から聞きました。

間接的に聞くことによって、余計に腹立たしくもあります。

好きで遅くなっているわけではないのに、と思うとストレスがたまります。

どうすればいいでしょうか?

さあ、こんなクライアントが来たらあなたのカウンセリングはどんな風に進みそうですか?

ぜひ、考えてみてください。

ちょっとわかりにくいかもしれませんので、僕ならこんな風に進めるという回答例をつけておきますね。

カウンセリング実践練習【回答例】

 

カ)親戚の人から聞いて、ストレスがたまっている。そう感じておられるんですね。
何に一番腹が立ちますか?

ク)やっぱり親戚の人からそれを聞いたことですね。直接言ってくれればいいのに…

カ)直接言ってもらえればいいですか?

ク)いや、直接言われても腹が立つと思いますが…

カ)何に腹が立つんだろう?

ク)だって、私だって好きで遅くなっているわけじゃないです。主人一人の稼ぎじゃとても食べていけないし、私も必死でやってるんです。
なぜ私が文句言われないといけないのか…(涙) 涙までイメージします(笑)

カ)あなたは親戚の人からそれを聞いて、文句を言われている。そう解釈されているんですね。

ク)だって、実際文句言われているじゃないですか。

カ)でも、言われたことは事実なんですよね?だから、それは文句言われたわけではなく事実を言われただけなんです。でも、あなたは文句を言われたと受け取っている。
食事を作らないことに対して自分で自分をとがめているように見えますが…

ク)そんなこと言われても…

カ)では、ちょっとテストをしてみましょう。「私の子供は食事を作りません」そう言ってみてください。

ク)「私の子供は食事を作りません」

カ)何か感じますか?

ク)いや、べつに…

カ)じゃあ今度は「私の嫁は食事を作りません」と言ってみてください。

ク)「私の嫁は食事を作りません」

カ)どんな感じがしますか?さっきの子供は作りませんと何か違いますか?

ク)そうですね。ちょっと嫌な感じです。自分のことを言われているようで…

カ)子供に対しては何も感じないけれど、嫁の方を聞くと反応してしまう。
ということは、あなたの中には「嫁がご飯を作るものだ」という考え方があるという事ですね。

だから、あなたを追い込んでいるのは、「嫁である私が、食事の用意をしなければならない」という考え方です。いかがでしょうか?

ク)そんなこと言われても… やっぱり嫁が作らないと…

カ)あなたはご主人と同じように遅くまで仕事をして頑張っておられます。でも、嫁なんだから自分がやらないと。とさらに自分を追い込んでいる。そして、それをできない自分をとがめているんです。

いかがでしょう。これまであなたはこれと同じように自分のことを認められなかったという事はありませんでしたか?

ク)そうですね。そう言われたらなかなか自分を認められないでいるかもしれません。

カ)そうなんですね。もっとがんばんなきゃいけませんか?

ク)いや… でも… 言われると頭ではわかるんですが、やっぱり自分でやらないと…

カ)そうですか。でも、もし、自分でできるところは自分でやって、できない時は、普通に「お義母さん、ごめん。今日はお願いします」って何の遠慮もなく言えるようになったら楽になりそうじゃないですか?

ク)そうですね。それができれば…

 

 

こんな感じでやり取りを書いていくとどんどんイメージが広がっていきます。

ぜひ、あなたもチャレンジしてみて下さい。

 

一人でできるカウンセリング練習 カウンセリング上達のための秘密のレッスンとは?まとめ

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

一人でできるカウンセリング練習。いかがでしょうか?

あなたのお役に立てそうですか?

もし、今、カウンセリングを練習したいけどなかなかできなくて…もしそんな思いがあなたの中にあるのであれば、絶対にこれをやってください。

やることで、気づけることがたくさん出てきます。

そして、自分で自分をカウンセリングすることで、自分自身が癒されます。

カウンセラーにまず必要なのは、自分自身が癒されるということなんです。

自分が不安のままでは、クライアントの話なんて聞けないのです。

ということで、この練習が少しでもあなたのお役に立てるとうれしいです。

ぜひ、がんばってください。

それでは、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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一般社団法人日本こころカウンセリング協会 代表理事 誰もが気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作る!を合言葉にカウンセリングの普及に全力投球。オンラインスクールでは、カウンセリングをビジネスにする方法を伝えている。18年間務めた銀行を退職し、カウンセラーとして活動をはじめて7年。ヒプノセラピーという心理療法を専門にたくさんのクライアントとカウンセリングを行ってきた。著書「カウンセリングの技術」を2017年5月出版
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